第85回全国都市問題会議
- sonobemasuji
- 2023年10月15日
- 読了時間: 3分

◎10月11日~12日
第85回全国都市問題会議
(青森県八戸市公会堂・文化ホール)
テーマ「芸術文化・スポーツが生み出す
都市の魅力と発展」
参加者:古河市長
議員:黒川輝男、園部増治、青木和夫
稲葉貴大、古川一美

◎全国市長会長挨拶
(福島県相馬市長・立谷 秀清氏)
子ども未来戦略会議、ワクチンの有料化、行政システムの平準化や災害対応などについて市の負担が増えないように、全国市長会のネットワークを通して取り組んでいきたい。

◎基調講演「アートの役割って何だろう?」
(東京芸術大学学長・日比野克彦氏)
アートは、ただ単に美術、音楽、演劇といった表現ばかりではなく、「生きる力」であり、人が集い会話が生まれ、コミュニティーができる「多様性ある社会を築く基盤」である。また、アートは社会的課題に対して、持続的に取り組み続けていくために大切なものである。

◎主報告
(青森県八戸市長・熊谷雄一氏)
八戸市は、北東北東岸に位置し、面積305㎢、人口22万人の中核市であり、
工業都市、国際物流拠点都市としても発展している。「多文化都市・八戸」を推進するため「はっちのまちプロジェクト」に取り組んでいる。
スポーツでは、古くからスケートが盛んで、2020年に老朽化した屋内スケート場を立て替え「YSアリーナ八戸」がオープンした。他の施設も含めて、ことさらに使途を狭めることなく、多様な都市空間を創り出していきたい。

◎一般報告
(文化事業ディレクター・吉川 由美氏)
2010年春から、八戸市文化事業ディレクターとして、まちづくりに関わってきた。当時中心市街地が空きビルだらけで、まちを面白くしていこうという機運も低下していた。街の再生には、市民が自分事として参加でき、分野を横断したアートプロジェクトが必要である。
文化政策は、コンサートや展覧会の鑑賞ばかりでなく、市民が主体的に豊かに生き生きと生きられる地域社会を創る政策に他ならない。
(※南三陸町での取り組みについても、話を聞くことができました。)

◎是川縄文館
青森県は、縄文時代の遺跡が数多く発掘されています。その中でも是川遺跡は、国史跡に指定されています。国宝の「合掌土偶」が常設展示されています。

◎八戸三社祭・山車展示「義経の蝦夷征伐」(八戸公会堂前広場)
八戸三社祭は、300年の歴史と伝統を持つ祭りで、毎年7月31日~8月5日までの5日間行われます。神話や歌舞伎等を題材にした27台の山車が運行されます。夜は、ライトアップされた山車が夜空に浮かび、幻想的だそうです。2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

◎八戸市役所前に市民憲章の碑がありましたので紹介します。
≪八戸市民憲章≫
わたくしたちは 伝統と未来をもつ八戸市の市民です
わたくしたちは このまちをいっそう立派にするために市民憲章をさだめます
1 郷土を愛し 文化の高いまちにしましょう
1 元気ではたらき 豊かなまちにしましょう
1 あすをつくる子どものしあわせなまちにしましょう
1 みんなに親切にし 明るいまちにしましょう
1 心をあわせ 安全なまちにしましょう
古河市も来年は合併20周年になります。市民憲章を定めても良いと思います。
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